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役者舞台之姿絵・やまとや 豊国

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役者舞台之姿絵・やまとや 豊国
(「御曳花愛敬曾我L寛政六年三月河原崎座」)
大判錦絵 揃物 37・9×24・8cm
落款:豊國画
板元:和泉屋市兵衛 極印
所蔵:リブカー美術館
 屋号と衣裳の三ツ扇の紋と、それに鮒り気味の丸顔から、この俳優は、お多福半四郎とあだ名をとった四代岩井半四郎と知られます。しかし扮した役名は異説があってまだ定まっていません。故山村耕花・故井上和雄の両氏は寛政六年三月河原崎座上演『御曳花愛敬曾我』二番目狂言の刀屋お花とされ、故吉田嘆二氏は同年七月同座『桂川月思出』のお半とする説を立てておられます。作画時期が接近しており、扮装に特徴がないので判定は困難ですが、お半は肩上げのある衣裳が通常だからお花の方に可能性があります。それと同シリーズの門之助の役がこの同じ芝居の曾我の十郎か刀屋半七と見られ、この絵と向かい合う公算が大きい※、私はお花と判定したいです。ピタリとキマつた形のよいポーズのなかに、娘々したういういしさが宿され、清新な色気もほのかにただよう作品で、豊国としても、このシリーズにとりかかったうぶで真面目な気構えが筆端に流露しているようなさわやかさを見せています。
歌川豊国 Utagawa Toyokuni

Wikipedia Utagawa Toyokuni

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