三代瀬川菊之丞の仲居おはま 写楽 jpssharaku46

三代瀬川菊之丞の仲居おはま 写楽

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三代瀬川菊之丞の仲居おはま 写楽

間判錦絵31.7×21.3cm
落款:寫楽画
板元:蔦屋重三郎極印
所蔵:東京国立博物館
 浜村屋は菊之丞の屋号、路孝は路考のあやまりで俳名。
『評判記』に「三ヶの津に置て第一の美人。三十二相備はりたる路考丈」とあり、菊之丞は婦人の顔かたちの美しさのすぺてをそなえているという絶賛の言葉をはいています。
 この図は従来翌寛政七年の『五大力恋絨』の狂言に出てくる芸者小万と考定されていたのを、吉田瑛二氏が『花都廓縄張』の仲居おはまに考証されたのです。その理由として、一、間判の作は、すべて三座の顔見世狂言を描いた組み物と考定するところから。二、この絵の鬘が島田でないのと、着物が濃い草色で地味な点から、どうしても芸者とみることができません。以上二つの点よりこの絵は、稲波六郎太夫実は駒木根八郎の妻で、仲居に身をやつしている役柄と推定されました。吉田氏はさらにこの絵について「菊之丞は生きていません。揺衿の襟の描線一つを見ただけでも、それは取り残された形骸を思わせるにすぎない」とのべておられますが、この絵は落ち着いた菊之丞のムードをよく出しています。
東洲斎 写楽 Toushusai Sharaku

Wikipedia Toushusai Sharaku

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