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東海道五拾三次之内19番目 府中宿 ふちゅう Tokaido53_19_fuchu 画題:「安部川」 wpfto5319

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東海道五拾三次之内19番目 府中宿 ふちゅう Tokaido53_19_fuchu 画題:「安部川」 wpfto5319

東海道五拾三次之内19番目 府中宿 ふちゅう Tokaido53_19_fuchu 画題:「安部川」 現在の静岡県静岡市葵区で、江尻から府中宿10.6キロメートル。
 ふるくは阿倍の市といい、江戸時代になって駿府と改められた。徳川家康はこの地に城を築かせて晩年を送っている。また、近く久能山には家康の廟があるなど、徳川家にはゆかりの地であっただけに、特殊な城下町として繁栄していた。西に安倍川が流れ、その安倍川の川渡しのさまを描いている。
 ここでは人間の生活を描いている。人の肩で、蓮台で川を渡る渡河風俗がこの絵の焦点であり、絵も写真も近いと思われ、旅情の実感も豊かである。この人間図に対し、風景画の要素、正面の賤機山は霞で区切って二つの世界を暗示しているかに見えるのも、この府中の図も最もその風俗をはっきりと伝えている点で一つの風俗資料ともなる。
 歌川 広重 Hiroshige Utagawa

Hiroshige Utagawa

ウィキペディア 歌川 広重

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