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東海道五拾三次之内39番目 池鯉鮒宿 ちりゅう Tokaido53_39_Chiryu 画題:「首夏馬市」 wpfto5339

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東海道五拾三次之内39番目 池鯉鮒宿 ちりゅう Tokaido53_39_Chiryu 画題:「首夏馬市」 wpfto5339

東海道五拾三次之内39番目 池鯉鮒宿 ちりゅう Tokaido53_39_Chiryu 画題:「首夏馬市」 現在の愛知県知立市で、岡崎から15キロメートルで池鯉鮒宿である。
 この地の知立明神の池に多くの鯉や鮒が飼ってあったので地名になったという。毎年4月25日から十日間行われた馬市は有名であったが、その馬市のさまを描いたのがこの絵である。
 この図は画面一杯に夏の緑の色が溢れている絵である。また、見渡す限りの炎天の広野の感じも強く感じさせている。野中の一本松がこの絵の中心である。その下に馬市に集った群衆のかたまりが見え、ざわめきも遠く耳に達する思いがする。市で売られる馬の群が、馬主と博労とともに描かれている。市へ食べ物を売りに行く行商人が市の方へ歩く姿も一つの情景である。あまり顧みれらない図であるが、決して凡作ではなく、夏の風景画としてその暑さの感じられる点であまり類がない。
 歌川 広重 Hiroshige Utagawa

Hiroshige Utagawa

ウィキペディア 歌川 広重

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