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衝立のかげ 無款(師宣) jpsmoronobu16

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衝立のかげ 無款(師宣)

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衝立のかげ 無款(師宣)
大判愚摺筆彩色 30.6×36.8cm
落款:なし 板元:不明
所蔵:リッカー美術館
 偃息というのは、臥してやすらうこと、休息することであります。「おそくつのえ」は偃息図ということで、それは春画を意味する。この語は「著聞集」にも出ていることであるから春画は平安鎌倉時代にも盛行していたのでしょう。「小柴垣」などの古例もあり、近世初期の大和絵系または長谷川等宅筆などの実例もあって、浮世絵だけではなかったようです。また江戸時代でも、大雅の描くものや渡辺単山の作もあるくらいだから、画家の多くはこの種の作をのこしたのでしょう。画家の秘められた稼桑であったかも知れません。
 ただ浮世絵師は肉筆画の他に版画をつくり作品を頒布したために、版本秘画の遺存するものが多くて、あたかも彼らの稼業の主なるものであったかの印象を与えています。浮世絵といえば、そのような絵だという先入観をもつ人すらあるくらいであります。
菱川師宣 Hishikawa Moronobu

Wikipedia Hishikawa Moronobu

ウィキペディア 菱川師宣

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