近世職人尽絵飼 書画屋 蕙斎 政美 jpsShunsho21

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近世職人尽絵飼 書画屋 蕙斎 政美

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近世職人尽絵飼 書画屋 蕙斎 政美
紙本著色 三巻(中巻)36.4×1039.3 cm
落款:(鍬形蕙斎)
所蔵:東京国立博物館
 これは政美の傑作であるばかりでなく、日本絵画史上の優品の一つに数えるべき巨編です。全三巻、文化二年の成立。もと白河侯の蔵。全巻にわたって「侯貴より庶人に至る士農工商僧巫男女幼娼優 其余雑技悉く挙ざるはなし」(「甲子夜話」)と記す通り、当時の世態人俗諸職をあまねく写しとっているばかりでなく、当代一流の戯作者の四方赤良(上巻)喜三二(中巻)山東京伝(下巻)が「皆故時の旨を尋て今世の情をつくし」画中に詞を押んでいます。政美は寛政六年津山侯のお抱絵師となり、鍬形蕙斎と号して一段と精励し和漢の画法と古典の研鑽のすえ、時俗描写に独自の画風をうち立てました。ことに怪淡な筆致で人物生態を描破する特技に達し、描くところ少ないのですが、この三巻には暢達無礎の筆触のうちに画者と人と欧風との渾然として創成する生々突々の趣が察知されます。職人歌合・職人尽・諸職絵尽といった中古以来の類型をこえて、また町人意識の偏見もなくて、人間の万態を集成したところに、精神文化史的意義は著大です。
北尾政美 Kitao Masayoshi

ウィキペディア 北尾政美

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