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木菟と雀 利信 jpsmoronobu47

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木菟と雀 利信

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木菟と雀 利信
細判漆絵 33.3×15.6cm
落款:大和画工奥村利信筆 板元:江見屋吉右衛門
所蔵:日本専売公社
 利信は奥村氏で鶴月堂、文全ともいう。享保中期から作画があり寛延頃に及ぶと見られています。政信の子、弟、門人など諸脱があって定かではません。享保十三年以後奥村屋から作品を版行するが、その前はそうでもないとされる。そのころにもすでに大和画工、東武大和面工などとも肩書して、政信に倣ったようであります。おそらく政信の門人となったのでしょう。政信は版元であるから、源六がその稼業をついだとしても、家系と画系の発展のためには色々な工作がされることは鳥居派で明らかなことで、利信についてはさらに検討すべきであります。この絵は江見屋の出版で、おそらく彼の初期の作であるらしく、木菟の羽翼には漆を加えて印象効果をねらってもいます。笠に鍬、煙草入れをくわえる木菟に立ちさわぐ雀、おどけた絵で、何となく解る絵だが、解る以上の何かあるような気がして説き難い。
奥村利信 Okumura Toshinobu

ウィキペディア 奥村利信

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