山水 Sansui雪舟 Sesshu

花鳥図屏風 かちょうずびょうぶ Flowers and birds figure screen. 雪舟 Sesshu jpssesh21

花鳥図屏風 かちょうずびょうぶ Flowers and birds figure screen. 雪舟 Sesshu
重要美術品 紙本着色 六曲一双 各151.6×366.0cm
 この「花鳥図屏風」は旧前田家蔵てあったが、現在は分かれてしまった。他にある前田育徳会本とはかなり異なり、鳥の数も極めて少なく、それだけに空間処理は大らかさがあり、のびのびとした画而構成をなし、もっとも明画院の花鳥画に近いものとなっている。左右両双に落款印章はなく、伝雪舟と称されていたが、構図の布置や鳥類の配置などには、古様が認められる。春夏図の背景には、土埃や岩組みはなく、竹林と松の垂れる枝と、それに華やかさといえば牡丹花と椿、蓮華が白い花をつけ、二羽の丹頂鶴が、一羽は立って甲高い声を上げて鳴き、もう一羽は竹林中にうずくまっているのを、大きく扱っていることてある。それに前景の岩が添景となっているだけてある。秋冬の図には雪て被われた丘と水際が背景に連なり、一羽の雁が翼を広げ、今まさに降りようとしている。粉雪をかぶった梅の太い幹が枝を広げ、白梅が綻びその下に野薔薇、山茶花が花を付け、芦と竹がいかにも寒さにひしがれた状態て描かれている。両双とも落ち着いた感じの展開となっている。強いていえば、春夏の右隻はやや色彩的てあるに比し、左隻の秋冬の景は、白とわずかな色彩て水墨画に近い。この対照もまことに明らかて、色感による対比を考えていたのかも知れない。雪舟画の範囲内て、このような意図があったかは判然としないが、種々な試みを四季花鳥図屏風絵て実行していた、とも解してよい。古くから伝雪舟筆といわれる理由も、その辺にあったのかも知れない。
Sesshu 雪舟

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