東海道五拾三次之内29番目 浜松宿 はままつ Tokaido53_39_hamamatsu 画題:「冬枯図」 現在の静岡県浜松市中区で、見附を出て、16.5キロメートル。
街道は再び海へ近づいて浜松へ達する。その宿から外れた街道筋の一本松を描いている。
まことに寒々とした冬の枯野の眺めである。杉の根方に雲助どもが焚火をして暖をとっている。旅人が廻し合羽も寒そうに、焚火の火をかりて一服している。里の子守が熊手で枯草を集めている。手前の土手の草も枯れた色である。風はなく焚火の煙は真っ直ぐに杉の梢へのぼっているが、いかにも冷たい野面の色である。遠く見える浜松の町の上に浜松城がそびえている。
歌川 広重 Hiroshige Utagawa

東海道五拾三次之内29番目 浜松宿 はままつ Tokaido53_39_hamamatsu 画題:「冬枯図」 wpfto5329
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