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当世見立美人八景 両国のきはん 重政 jpsShunsho71

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当世見立美人八景 両国のきはん 重政

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当世見立美人八景 両国のきはん 重政
判錦絵揃 物 36.0×25.7 cm
落款:なし 板元:不明
所蔵:シカゴ美術館
 左上のすみに、誰かの書き入れがあり、「夏物其外透絵あるか中に、絽の惟子模様画摺出せるは、安永五の夏六月よりなり」といっています。そのことの当否は私には判じ難いですが、清長らも好んで天明のころに綿衣のうすものから透けてほのかな下着の紅やたおやかな女の白い肌を写し出しています。だがそれは明和の春信らにも試みられているように思いますから、安永五年六月にはじまるというのは、どのような根拠があってのことでしょうか。
 美人を近江八景あるいは江戸八景の風景に見立ての趣向で「涼見げいしやすがたもよう」と注しますが、一人は団厨を持って立ち他はほおずき弄んで坐っています。見立てとはもと俳諧用語、古典俗化のユーモラスな発想法として浮世絵にはポピュラーです。
北尾重政 Kitao Sigemasa

ウィキペディア 北尾重政

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