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役者絵 春章 jpsShunsho40

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役者絵 春章

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役者絵 春章
大判錦絵 38.1×25.6 cm
落款:章面 板元:不明
所蔵:シカゴ美術館
楽屋の三代大谷広次
 贔屓すじや大向こうの芝居狂・観劇趣味家たちが、舞台姿やメイキャップした俳優の複合性格をみるだけに満足せず、その素顔がみたい、その人に接したいという欲望をもつのは、今も昔も変わらず、春章は安永七年その求めに応じて「役者夏の富士」を刊行しました。そのような作例の一つとして楽屋姿を生んだと思えります。近世初期の演劇図や元禄ごろの図にも楽屋を描きそえたものがありますが、版画では一枚絵となりました。
 この絵は柱がけにあるように「大谷広治」の楽屋で、丸屋(この三代目広次の家号は丸屋、俳名が十町で、丸屋十町と愛称された)とある衣裳箱、「かつら箱」などがある前で、鏡に向かって化粧しています。そこへはいってきた中村仲蔵(?)がうしろから話しかけている風情です。この大谷広次は女たちに騒がれた美男で色気のこぼれる立て役者だったらしいから、このような図柄の絵が世間にもうけたのでしょう。
勝川春章 Katsukawa Syunsho

Wikipedia Syunsho

ウィキペディア 勝川春章

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