検索
Close this search box.

東都駿臺 とうとするがだい Sundai Edo. wpfmf3603

Share This Post

東都駿臺 とうとするがだい Sundai Edo. wpfmf3603

東都駿臺 とうとするがだい Sundai Edo.

現在の東京都千代田区の神田駿河台を描いたもので、富士を坂の上から「見下ろす」構図を採用するもので、現在は予備校の街として知られた神田駿河台。当時この附近には武家屋敷が立ち並び幕臣の屋敷が多く、高台から望む富士は美しかったことでしょう。
その甍の波が続く駿台から頭を覗かせる富士を描き、近景の右手には、その富士よりも高く、瓦屋根の二階屋を描き加えています。この絵組みの特徴は、近景が富士山頂と同じか、あるいはそれより高いという印象を与える効果を狙ったものです。つまり、近景を富士山頂世界と同一視している点が重要です。
荷を担ぐ行商人の姿、巡礼、お供を連れた武家、額に手をかざすもの、扇で風を入れる者と大変季節感ただよう風俗描写となっています。夏のイメージで多用された緑が、富士の白さを一層引き立てています。
葛飾 北斎 Hokusai Katsushika

Wikipedia Hokusai Katsushika

ウィキペディア 葛飾 北斎

More To Explore