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相州仲原 そうしゅうなかはら Nakahara in Sagami Province. wpfmf3626

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相州仲原 そうしゅうなかはら Nakahara in Sagami Province. wpfmf3626

相州仲原 そうしゅうなかはら Nakahara in Sagami Province.

現在の神奈川県平塚市を描いたもので、相模平野の真中にあったのが仲原です。富士の手前に描かれた山は大山で、神仏習合の霊場であった大山詣は江戸時代に庶民の人気を集めたようです。描かれた人の中には大山詣でに向かう人も見られます。この辺りは、「風景良し、富士見える」と言われました。裾野まで見える優雅な富士と、そこに暮らす人の絆を暗示したような作品です。
 仲原は、江戸・仲原・大山と繋がる仲原道・大山道の交錯する宿場で、その大山詣りの風景を庶民生活と併せて描いています。大山講の信者を意識した作品と言うことができます。
 作品の中央部分に、大山寺の本尊である不動明王に縁の石仏が据えられ、富士の麓に描かれる丹沢山系(大山)と向き合っています。
葛飾 北斎 Hokusai Katsushika

Wikipedia Hokusai Katsushika

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