坐鋪八景・塗桶の暮雪 春信 jpsharunobu09
坐鋪八景・塗桶の暮雪 春信 中判錦絵 28.5×21.6cm落款:巨川摺物所蔵:シカゴ美術館 塗桶とは綿つみ川の器具で、真綿を上にのせて引きのばすのに用います。塗桶にかぷせられた白い綿を、高山のいただく白雪に比したもので […]
坐鋪八景・時計の晩鐘 春信 jpsharunobu08
坐鋪八景・時計の晩鐘 春信 中判錦絵 28.5×21.7cm落款:巨川摺物所蔵:シカゴ美術館 湯上がりにほてる身体を待女にあずけて憩う折しも、座敷内の時計が涼しい簸の・s目を流して、夕暮れの時を知らせます。宛転と躍る浴衣 […]
夜の梅 春信 jpsharunobu07
夜の梅 春信 巾判錦絵 32.4×20.9cm落款:なし 板元:不明所蔵:メトロポリタン美術館 暗香浮動。どこからともなくただよいくる梅の芳香にいざなわれて、深窓の娘がひとりF燭をとり、間につつまれた廊下へと出ます。庭前 […]
耳をそばだてて 春信 jpsharunobu06
耳をそばだてて 春信 中判錦絵 28.5×20.9cm落款:なし 板元:不明所蔵:リチャード・P・ゲール 夏の宵、雨戸をたて、蚊帳をつっていた女が、その手をやすめて遠雷の音に耳を傾けているところでしょうか。かたわらに火を […]
雨 春信 jpsharunobu05
雨 春信 中判錦絵 26.9×20.1cm落款:なし 明和三年絵暦 被衣をかぷる貴婦人が、侍女に傘をさしかけさせて雨の中を歩みゆきます。まるで京都の浮世絵師西川祐信の絵本からそのまま抜け出てきたような美人たちの物腰には、 […]
雨乞い小町 春信 jpsharunobu04
雨乞い小町 春信 中判錦絵 28.8×20.6cm落款:年路工 明和三年絵暦所蔵:シカゴ美術館 謡曲で親しまれた小野小町にまつわる七つの逸話、いわゆる{七小町}は、春信によって当世風俗に見立てられ、紅摺絵の最末期に「風流 […]
お百度参り 春信 jpsharunobu03
お百度参り 春信 中判錦絵 27.4×20.0cm落款:なし 板元:不明所蔵:シカゴ美術館 直立する杉の枝に石段の斜行線がまじわる構成は、直線のもつさわやかな効果をいかして、画面に繊細なリズムを生んでいます。その中央には […]
丑の時参り 春信 jpsharunobu02
丑の時参り 春信 中判錦絵 28.3×20.8cm落款:鈴木春信画 関根何影刻 明和二年絵暦所蔵:シカゴ美術館 画面の右端に見える鳥居の脚によって、この場が神社の境内であることを知らせ、一樹の杉の大木に、うっそうとした神 […]
水売り 春信 jpsharunobu01
水売り 春信 中判錦絵 25.5×19.3cm落款:なし板元:不明所蔵:東京国立博物館 真夏の日盛りの中を、笠をつけた若者が天秤棒に水桶をかついで、小走りに通り過ぎてゆきます。紫の着物は帯もしめず、風をはらんで、たもとや […]
芳員 横浜見物図会 jpskunisada64
芳員 横浜見物図会大判錦絵 37.3×25.4 cm落款:一川芳員画 板元:上州屋金蔵 改印所蔵:神奈川県立博物館 芳員は国芳門下では注目される人物です。一寿斎を号しましたが、一川号の作の方が多く目にはいります。開港当時 […]
芳秀 両国やみ jpskunisada63
芳秀 両国やみ大判錦絵 35.8×24.8 cm落款:一旭斎芳秀画 板元:伊勢屋兼吉 名主双印所蔵:酒井コレクション 絵師の芳秀は、初め国芳門のち文久年間から菊地容斎門に転じて歴史画に画風を変更し、雪窓号で作画した経歴の […]
貞秀 横浜売り物図絵・唐物店之図 jpskunisada62
貞秀 横浜売り物図絵・唐物店之図大判錦絵 三枚統 左36.4×25.6 cm落款:五雲亭貞秀隻 板元:大黒屋金治郎 改印所蔵:神奈川県立博物館 新開港地横浜に対する一般の関心は異常に高まり、報道を使命とする浮世絵師はこの […]