東海道五拾三次之内38番目 岡崎宿 おかざき Tokaido53_38_okazaki 画題:「矢矧橋」 現在の愛知県岡崎市で、藤川から6.7キロメートルで岡崎宿である。
城下町岡崎へ入る。この地は東海道中でも知られた繁華な町であった。
本多氏五万石の城を、遠く描いている。矢矧橋を画面の中央に描き、しかもかなり精写している。この橋は街道一の長橋で、370メートルあり、有名であった。橋上を大名行列が行く。遠く見えるのは本宮山、城の下に町の屋根が重なっているが、川の岸は芦萩が繁り、水は静かに流れている。
歌川 広重 Hiroshige Utagawa