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見返り美人 みかえりびじん 菱川師宣 jpsmoronobu01

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見返り美人 みかえりびじん

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見返り美人 みかえりびじん
絹本著色 63.0×31.2cm
落款:房陽菱川友竹筆
所蔵:東京国立博物館
 菱川師宣を語る場合の首位にある絵は、この「見返り美人」であり、それはまた浮世絵美人画の白眉と称しても過言ではあるまい。
 師宣は晩年入道して友竹と号したが、その年次はいまだ明らかでない。またこの号を署した作例から年代を推定するこ
とも、いまのところ困難なようでしょう。彼は元禄七年(1694)六月四日に没したと考えられますから、それをあまりさかのぽることもないでしょう。この絵はいわば元禄美人画のティピカルな一作とみてよいでしょう。生硬さをまったく消した線描には洗練の果ての一種の典一化を見落としてはならないにしても、衣文の美をつくした施彩の妙を発揮しています。房陽の肩書は安房国保田の住を意味することであって、彼が菩提寺林海山別願院奉納の梵鐘(元禄七年五月)にも入道友竹としているので、あるいは晩年を家郷に過ごしていて、この作を挙げたのではないでしょうか。
菱川師宣 hishikawa moronobu

Wikipedia hishikawa moronobu

ウィキペディア 菱川師宣

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