北斎 Hokusai富嶽三十六景浮世絵 Ukiyoe

遠江山中 とおとうみさんちゅう Mount Fuji from the mountains of Totomi. wpfmf3638

遠江山中 とおとうみさんちゅう Mount Fuji from the mountains of Totomi. wpfmf3638

遠江山中 とおとうみさんちゅう Mount Fuji from the mountains of Totomi.

巨大な材木に乗って上から、あるいは材木の下から大鋸を挽き、鋸の目立てをする木挽き職人たちを描いています。足場も三角、足場と材木が描く形も三角、足場から見える富士も三角。奇抜な幾何学的構図がこの作品の一番の特徴です。しかし絵としての完成度は高く、藍摺もこの構図の妙を一層引き立てています。
巨大な材木に乗って木挽きをする職人は、実際の富士よりも高い所で仕事をしているかのように描かれ、本人は無心に鋸を引いているのかもしれませんが、浮世絵を見ている庶民からすれば、富士の峰に立っていると感じられるのです。
 材木を支える二本一組の柱も三角形で、したがって、この地が富士世界であることが示されているのです。後々触れる予定ですが、二本の柱を二組立てる構図は何回か利用されており、その一方から富士を覗かせるのは北斎定番の構図です。
葛飾 北斎 Hokusai Katsushika

Wikipedia Hokusai Katsushika

ウィキペディア 葛飾 北斎